2008-08-01から1ヶ月間の記事一覧

NGOと「援助大国日本」

ペシャワール会の伊藤さんが殺害されたニュースに、たいそう胸がいたんだ。まさか……と思うと同時に、ついにあの会でも死者がでてしまったのか……と、残念な思いがしてならない。izaあたりで、また例によって「自己責任」を連呼している人が出てきているばかり…

南瓜をつくりませう

毎日新聞のWEBサイトで「戦時下の食事」という写真特集をやっていました。全体的に、新聞報道用のきれいな写真ばかりを集めたな、という感じですが、それなりに興味深いものがあります。なかでも、この一枚はすごい。 カボチャを作ろうとPRの女子挺身隊…

ナチス・ドイツの有機農業

ナチス・ドイツの有機農業―「自然との共生」が生んだ「民族の絶滅」 (KASHIWA学術ライブラリー)作者: 藤原辰史出版社/メーカー: 柏書房発売日: 2005/02/01メディア: 単行本 クリック: 67回この商品を含むブログ (15件) を見る Hugoさんのブログで教えてもら…

コミケと靖国の8月15日

以下、id:mahounofuefukiさんのmahounofuefukiのメモより引用 ■[メモ] 2つの「8・15」 http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/080815/plc0808152117011-n1.htm 靖国神社参拝者数 15万2000人 http://mainichi.jp/enta/mantan/news/20080815mog0…

靖国のデムパ絵馬 再び

id:Prodigal_Sonさんのブログ「土曜の夜、牛と吼える。青瓢箪」のエントリ 場つなぎにステキ絵馬をご紹介。で、今年の靖国絵馬が紹介されているのが大変面白い。巫女さんがいる売店トイ面のあのエリアが、はずせない靖国見学スポットとして定着する日も近い…

NHKは北島金メダル表彰式を放送しろ!と罵声

日本季節文化研究会 東京事務局のブログが、北京オリムピックでかなり焦げ付いております。 日本の国営放送NHKは売国精神むき出し我々の同志の方も同様の怒りをぶつけている! その怒りのメールを拝借して書かせて頂く。 先ほどの(昨日のこと)NHKのニュー…

のぼりの人たちがいた

靖国神社の栗林白岳翁@8月15日

この暑さの中でも、今日も栗林翁は例年のごとく乃木将軍のコスプレで、一団を率いて靖国神社に登場。 この翁が館長をつとめている「那須戦争博物館」のWEBサイトが、コレ系としてはめずらしくソツなくまとまっていて、大変普通に見える。たぶん業者に依頼…

 遺族専用列車

拙宅の大家のおばあさんが、戦死した兄が合祀されるというので、娘時代に四国の田舎から母親と二人で靖国神社春期臨時大祭に参加した。昭和18年4月のことである。 今春の映画『靖国』に対する上映妨害に憤慨したばあさんが、靖国神社やお役所からもらった資…

赤塚不二夫先生の『日本国憲法なのだ』

写真はこちらから転載。草土文化社刊 1983年高校のとき、日本語学級の学級文庫にこれあったよ! この本に結構な影響を受けたことを思い出した。漫画の読み方もこの本で知った。以下、中日新聞の追悼記事より。 実は赤塚さんには珍しく硬派の漫画がある。子ど…

舌なめずりする将校

『アサヒグラフ増刊 われらが百年』朝日新聞社、1968年9月25日より 濱江省で行われた満洲族青年の徴兵検査(1941年) この将校の表情がすごい。満洲での徴兵検査というと満洲国軍か? 背後の将校は日系軍官と思われるが、詳細不明。

こんな靖国神社はイヤだ

『同盟グラフ』昭和18年6月7日号より いよいよ靖国神社公式見学の時期がやって参りました。 参拝する人数も一時よりは減ってきたらしく、「20万人参拝オフ」などの企画も最近では聞きませんねえ。 靖国はほどほどにヘンな人がいるからおもしろいので、上の…

戦時下少国民のハダカ運動 続報

体育時間の走行訓練(東京の小学生) 昭和15年頃 菊池俊吉撮影 (『日本写真史1840-1945』より) 先日来、気になってしかたがない「ハダカで大根を持つ少女」の詳細が、その後の調査ですこしづつわかってきた。 『日本写真史1840-1945』(日本写真家協会編 …

『主婦之友』的特攻生活

いよいよ空襲も始まり、配給物資も逼迫してきた昭和19年頃を境にして、雑誌「主婦之友」は、さまざまな決戦的銃後生活スタイルをしつこくご提案し続けた。特集タイトルをならべるだけで「大東亜戦争」の戦況がうかがえるほどの時局密着ぶりだ。 必勝の防空生…

 千の風

駅のホームで、中学生男子二人が「てめえ、千の風にしてやるぞゴラ」と言いながらもみ合っていました。

『万葉集の発明』『近代日本と国語ナショナリズム』

万葉集の発明―国民国家と文化装置としての古典作者: 品田悦一出版社/メーカー: 新曜社発売日: 2001/02メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 10回この商品を含むブログ (6件) を見る近代日本と国語ナショナリズム作者: 長志珠絵出版社/メーカー: 吉川弘文館発…

少国民乾布摩擦を、政府広報誌『写真週報』で見る

『写真週報』昭和16年8月6日号より 東京府立氷川国民学校(戦後は港区立氷川小学校、現在は統廃合されて赤坂小学校)では、夏休み中も毎朝9時に全員登校、やおらハダカになって乾布摩擦をやってたそうです。全然、「夏休み」じゃないじゃん……。あまりにも…

大東亜皇道楽園の出現!

『大東亜皇化の理念』桑原玉市著 国防科学研究叢書、富士書店、昭和17年2月 「大東亜圏諸民族は天孫民族による皇化の実現した時始めて、人類としての生存の光栄と幸福と繁栄とを獲得する事が出来るのである。これ即ち大東亜皇道楽園の出現である。この大東…