ナチス・ドイツの有機農業
ナチス・ドイツの有機農業―「自然との共生」が生んだ「民族の絶滅」 (KASHIWA学術ライブラリー)
- 作者: 藤原辰史
- 出版社/メーカー: 柏書房
- 発売日: 2005/02/01
- メディア: 単行本
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Hugoさんのブログで教えてもらった本。これは誰かに研究して欲しかったテーマ。ついに出たか! という感じ。ナチスと嫌煙運動とか、すでにいろいろと語られてはいるが、こうしたナチス的健康の暗部は何度読んでも面白い。
実は有機農業→食養生というのは、ドイツのみならず日本においてもファシズム体制と非常に親和性があって、マクロ・ビオティックで有名な桜沢如一センセイなぞは、かなりトンデモ度の高いパンフレットを戦前・戦時中に多数書き殴っている。