「靖国」上映中止だってぇ!

映画:中国人監督が取材、「靖国」上映中止 「抗議で近隣迷惑」5映画館自粛
(前略)3月18日に東京・新宿のバトル9が上映取りやめを決定。その後、銀座シネパトス、渋谷Q−AXシネマ、シネマート六本木、シネマート心斎橋も中止を決めた。銀座シネパトスを経営するヒューマックスシネマは「上映中止を求める電話がかかったり、周辺で抗議行動があった。近隣や他の観客に迷惑がかかるため、中止を決めた」としている。一方、Q−AXシネマの営業責任者は「具体的な抗議や嫌がらせはないが、不特定多数の人が集まる施設なので、万が一のことがあってはならない」と、上映見送りの理由を語った。

 映画を配給するアルゴ・ピクチャーズは「上映中止になったことに憤りを感じる。言論と表現の自由の危機。大阪市の別の映画館と名古屋市内の映画館が上映の意向を示しており、都内についても引き続き上映館を探していく」と話している。

 日本映画監督協会も、「表現の自由が侵されかねない」とする抗議声明を出した。

毎日新聞 2008年4月1日 東京朝刊 http://mainichi.jp/select/wadai/news/20080401ddm041040122000c.html

アンタらはプリンスホテルかッ! とくにQ−AXシネマ! 「具体的な抗議や嫌がらせはない」とは何事かッ!
街宣右翼の抗議行動など、従来ここまでの影響を及ぼしたことはなかったのではないか? それが加藤邸放火以降、見境のない阿呆暴力が先鋭化したことが、こうまで怯えきった映画館側の対応となったのであろうか。
ともあれ、今回の事態に火をつけたのは稲田朋美であり、こいつの所業は許し難いものである。朝日新聞が「言論の自由を守れ」云々のヘナチョコ提案を出したらしいが、もはや阿呆どもの組織された暴力の前には屁の役にも立たないのではないのか。
もはや〈反ファシズム〉闘争が必要な時代となったという感が強い。――とゆーことで、ナチス突撃隊の街頭占拠に対して、ドイツ労働者階級がいかに闘ったのか、『われらの街 : ファシズム・ドイツの心臓部にて』ヤン・ペータゼン著を読み返しているところ。