2009-01-01から1年間の記事一覧

TOSSを忘れてた

もっと休むに似ているブログのエントリー「TOSSの、こんな授業はイヤだ」が、TOSSのトンデモ授業のすばらしいまとめになっていて資料的価値きわめて大であります。ここまで臭気芬々たるアーカイブを作成なさったブログ主さんに敬意を表します。 リン…

日劇ショウ「ハイル・ヒトラー」

『国際写真新聞』昭和13年9月号より東洋人がナチスの格好をすると、かくもみっともないのかということがよくわかる一枚。これも東西文化交流史の一場面なのであろうか。なんとゆーかペルシャのガラスの壺が正倉院にあった、みたいな印象をうけた……。写真に写…

長野県庁の中に「ばかですか?」な人がいる

拙ブログのエントリー「いまだに「公僕」とか言ってる人がいる」に、楽しいコメントをつけてもらった。 ばかですか? 日本から出ていけよ チョンが。 で、普段はこんなことはしないのだが、ログを見てみると、なんと pref.nagano.jp の中の人だった。せっか…

人間魚雷「回天」キューピーストラップ

人間魚雷「回天」キューピーストラップパッケージには「大和魂敵皆無」とありますが……なんかふざけるのもいいかげんにしろ感ただようオブジェですね。クソウヨのメタな自己言及かと思いきや、「桜花」もあって、こいつら何も考えてねえってことがわかりまし…

早く新しい論文が読みたい!

以前からフォローしている方なのだけれど、最近どんなお仕事をしているのだろうか、早くつぎの論文が読みたいなあと思った人びとです。 (1)長志珠絵氏(神戸市外国語大学外国語学部助教授) 98年に出た『近代日本と国語ナショナリズム』(吉川弘文館)は…

秘蔵の逸物を抜く

写真週報第334号(昭和19年8月16日号)製本工程の節約のためか、大判になった『写真週報』誌の表紙。

ロリ系皇軍慰問絵はがき

戦時下、慰問系商品とも呼びうる紙くずの一群があって、「慰問」「皇軍慰問」と名前がつけばかなり何でもアリな印刷物が多数で廻っていた。クレジットもなにもかもでたらめなパチもんの大衆読み物や、慰問袋からとりだしたとたんにゴミと化すマスコット人形…

天皇制の旋律

EXILEの「太陽の国」? あー、おとといのTVニュースで延々と中継していたやつですね。あんな寒いなかを延々と直立なさっていた両陛下が気の毒でたまらない(棒読み)。 ATSUSHI感涙…即位20年祭典で奉呈 人気音楽ユニット、EXILE(エグザ…

日本はニッポンだ!

正しい日本の呼称 近来、ラジオに、講演に「ニッポン」を「ニホン」と呼称する何々会長何々博士が多い。力強き日本は「ニッポン」であり、「ニホン」はその語調において既に力が弱い。習慣の惰性でつい「ニホン」と口がすべるのだと思われるが、今日のニホン…

頭テカテカの若者に激怒

戦う国の首都、東京 公務で久し振りに上京したが、ブラブラしている人間の多いのには驚き入った。……倅に連れられて喫茶店に行ったが、二十台の若い者が、同年配の者は手に銃を、ハンマーを、鍬を把っているのに、頭をトンボのようにテカテカさせて、平然とし…

座布団を廃止せよ!

10月末校了予定の本が大幅に伸びて、やっと先週末に校了。ようやく一息ついたところであります。『週報』を眺めていたら、こんな投書があった。 座布団の廃止 喰うか喰われるかの決戦体制下、しかも前線で厳寒酷暑に堪え、勇戦奮闘する皇軍将士の労苦を思う…

1930年代、エジプトにおけるファシズム

こんな本がスタンフォードから出るんだって。 Confronting Fascism in Egypt: Dictatorship Versus Democracy in the 1930s Confronting Fascism in Egypt: Dictatorship versus Democracy in the 1930s作者: Israel Gershoni,James Jankowski出版社/メーカ…

ライカ……

〜1957年11月3日もう52年も前のことだったのか。

J・G・バラード追悼特集

SFマガジンなんて買ったのは十数年ぶり。本邦初訳の短編「太陽からのお知らせ」がよかった。巻末にバラード著作一覧も載っており、これは資料としてたいへん重宝で、買うに値する号ですぞ。巻頭カラーのMy Favorite SFコーナーで登場するのが、今も時々読…

みんななかよし! なかよし国旗!

『家の光』昭和13年4月号より ナチス・独逸の国花が「ヤグルマギク」だったとは知らなかった。覚えておきませう。

『ファシズム時代のファッション』が届いた

先日注文した“Fashion at the Time of Fascism: Italian Modernist Lifestyle 1922-1943”が届いた! 2キロくらいあるでっかい本で、ほぼ全面的に当時の貴重な写真で構成。「ファシズムとファッション」を軸にして、各ページ1テーマで進行。これが「メジャ…

『天皇の秘教』たいへん面白し

天皇の秘教作者: 藤巻一保出版社/メーカー: 学習研究社発売日: 2009/01メディア: 単行本 クリック: 4回この商品を含むブログ (4件) を見るかなり分厚い本なので躊躇したが、思い切って買ってよかった。著者の藤巻氏は学研のコレ系のムックでよく見る方で、『…

生活下げて日の丸上げよ

『家の光』昭和18年6月号より まさに本質を衝く広告であります。 全国の教育委員会の諸賢は、ぜひこれをステッカーにしてくまなく児童に配布すべきでありましょう。

私たちが戦後の責任を受けとめる30の視点

私たちが戦後の責任を受けとめる30の視点作者: 熊谷伸一郎出版社/メーカー: 合同出版発売日: 2009/10メディア: 単行本 クリック: 1回この商品を含むブログ (1件) を見る ――という本に、「国民調髪『翼賛型』」についてのコラムを書きました。 研究者や市民団…

ファシズム下のファッション

前からウワサは聞いていたが、ついに出た! "Fashion at the Time of Fascism", Mario LupanoFashion at the Time of Fascism: Italian Modernist Lifestyle 1922-1943作者: Mario Lupano,Alessandra Vaccari出版社/メーカー: Damiani Editore発売日: 2009/1…

不気味せうがく三年生

『せうがく三年生』昭和12年12月号 小学館 最近、小学館クリエイティブが精力的に戦前漫画の覆刻をやっている。漫画方面まで手をのばして、「コロスケかわいい〜、でもどうして顔がいつもこっちを向いているんだ?」などとやっているとお金がいくらあっても…

西園寺公望による「中華」呼称についてのコメント

支那を中華など称することについては、紛々たる議論あれども、余は差支えなしと思う。諸国自ら美称を用うるは、当然のことにて、日本というもまた美称の意なるべし。しかして、かれよりは、我が国を日本国と称するなり。ただに国のみならず、人々自家の名を…

水間政憲氏の巻

「SAPIO」誌などで“国益スクープ”(笑)などの健筆を揮っておられる「ジャーナリスト」なのだそうだ。複雑極まりない氏のサイトからこんなのを見つけた。09年10月1日のエントリー。 今、空前の仏教と歴史が同時に女性の間に広がっています。 これは、…

在特会にカンペを!

今度から在特会デモを取り囲む会をやるときは、大量のカンペを沿道から並べてやろう。蝶タイ豚野郎(via 泰葉)をより狂乱化させるのも一興かと。>>紙にアレルギー示す奇病流行─近づくと凶暴化することも

 飛行機で捕虜捕獲はいかがでせう

『家の光』昭和12年11月号より なんというか「飛行機をナメとんのか」画像であります。投網をどうやって閉じるのか、どうして人間が網にかかるのか。技術的には大きな問題があると思います。お約束ですが。このマンガのネタは読者の投稿によるものだそうです…

 戦車とたたかふ

『家の光』昭和12年12月号 なんというか、「戦車をナメとんのか」画像ですね。 昭和12年12月といえば、すでに南京は陥落しているし、かなり勝った勝った感が強かった頃なのかも知れないが、こんなに相手をナメてかかって大丈夫なのかと心配になるほどである…

お知らせ:博物館資料と戦時徴用船

たいへん興味深い企画が神戸大学海事博物館で連続開催されるそうです。 神戸大学海事博物館では、<過去の大戦遂行に海上輸送のために、どれほど多くの人的、財的損失があったかなど実情を学ぶことによって、「平和」の意義を受講生に認識いただきたい>とい…

任侠右翼の起源

「本気」と書いてルビは「マジ」――な世界を垣間見てしまいました。 質問: 任侠右翼の起源について教えて下さい 答え: 任侠右翼の起源ですか? そもそも任侠と右翼と一緒にしないで下さい。 任侠とは私利私欲をすてた日本人の崇高な精神なのです。 via http…

幻想の慰問

『家の光』昭和12年11月号 多田北鳥画「接待」とクレジットにはあります。 大陸・北支とおぼしき城壁が背景に見える。設定としては「戦闘が一段落ついたところで、疲れた兵士達に国防婦人会が湯茶の接待を……」てな感じであろうが、国防婦人会の割烹着オバサ…

トルクメニスタン大統領をよいしょする東京財団

2006年暮れに死んだトルクメニスタンの国父・サパルムラト・ニヤゾフ終身大統領が書いた『ルーフナーマ』に日本語版を探していたら、こんな愛国者さんに出くわした。 ルーフナーマ・ンマクトムグリ記念セレモニー 東京財団とは、かの日本財団の子分で、 東京…