2007-01-01から1年間の記事一覧

ブラジルにお墓参り

祖父・祖母のお墓参りに、しばし里帰りいたします。 ああ、夏物の服を出しておかなければ。年末ギリギリになって、植村和秀著『「日本」への問いをめぐる闘争』柏書房を通読。箕田胸喜 Vs 西田幾多郎とは、なかなか面白いかもと思って購入するも、やや残念賞…

狂気は進行している

筧克彦の『日本体操』というトンデモ身体学を紹介しようといろいろと調べていたら、すさまじい筧信者のブログを見つけた。本人は選挙出馬も考えているような生臭い人物なのだが、やや尋常ではない印象を受けたので、タイトルもURLも紹介するのを控えます。ご…

取引先からカードが届く季節

取引先の著作権エージェントから、小洒落たカードが届いた。もうそんな季節であったか。 ということで、旧USSRのクリスマスカードを。http://www.mazaika.com/postcard/aerospace1.htm より。 Hugoさん見てますか?

戦時下の防空アニメ「協力防空戦」

以前紹介したYoutube動画のリンクが切れていたので、再掲。http://vision.ameba.jp/watch.do?movie=187736

 興亜の大巨人 その2

時局大写真帖 『講談倶楽部』昭和15年新年号附録こいつも、西を向く大巨人。

この国家権力め!@「自動車差押強化月間」

都内某税務署にて。 良心的納税者であるワタクシも、カチンとくるポスターであります。

「日の丸」ルサンチマン

izaの古森記者のブログで、軽く失禁しそうなくらいすばらしく香ばしいコメントを見つけたので、ご紹介いたしましょう。以下、http://komoriy.iza.ne.jp/blog/entry/417772/allcmt/#C500503 より引用 Commented by nakane さん古森様 このコメントは過激かも…

 興亜の大巨人

『興亜の力』表紙 「家の光」昭和14年11月臨時増刊号、産業組合中央会顔が、滝田栄……。しかも地球に立っている……。

 総力戦に捨てるものなし

昭和17年の日めくりより。今日は二〇三高地をとった記念日だったのか〜。で、それが何か? という感じのムダ知識の供給源であります。しかも手品まで載ってるし。ちなみに、昭和17年のカレンダーなので、印刷は「大東亜戦争」前。当然にも大詔奉戴日はまだあ…

こんな古いものを……父さん……

ティム・レイのこんなものUSBハブ(USB1.0)先日、実物をコンビニで見つけた。「ガンダムくじ」というくだらな〜い商品の景品なのだが、これだけは激しく欲しい。 けれども、USBハブならまだ実用的。真に「こんなもの」をめざすなら―― ・4MB外付…

日本刀の切れ味

講談社の絵本『支那事変美談』大日本雄弁会講談社 昭和12年 日本刀のきれあぢ八月二十七日のよる わが軍が 羅店鎮のてき陣地をこうげきしたとき 恒岡部隊長は 日本刀をふるってむらがるてき兵の中へおどりこみ たちまち 三十人あまりのてきを きりたおしまし…

 自由主義史観研究会の愚FAQ

このサイトの朝鮮問題について http://www.jiyuu-shikan.org/goiken/03/05/gmain.html「ご意見箱」というコーナーでの自由主義史観研究会理事:杉本幹夫の回答が、すばらしく愚かなので記念に晒しておく。読者からの「ご意見」はこれ。後半省略。 これは私が…

大東亜建設記念造営計画設計競技案

しばらく探していた画像が見つかったので備忘録へ。 言うまでもなく、丹下健三の作品。(1942年)これを見ていると、靖国神社を青木ヶ原樹海に移設し、未だ白骨のまま放置されている自殺者の骸を弔い、神国日本の英霊としてお祀り奉るべきではないかと。 明…

 西部戦線異状なし――再読

ふとしたことで、『西部戦線異状なし』を書棚から引っ張り出して再読。あらためて心を打たれた。 すると今度はクロップがはじめた。 「おれにも一つ合点がいかねえことがあるんだ。一たいあのカイゼルがいいと言わなくってもよ、戦争って奴ははじまってたも…

 ムーンウォークで正常歩に対抗

進歩の時代の終焉!

神国日本のナチス研究3:やっぱりDAF(ドイツ労働戦線)はすごい

『独逸労働戦線』独逸労働戦線中央事務局編 高橋文雄訳 電通出版社 昭和17年刊 初刷りが1300部のわりには、結構古書店で目につく本です。歓喜力行団から、ナチス支配下での労働争議(!)の解決法まで、DAF(Deutsche Arbeitsfront)の全貌を紹介する怪著…

古書ひぐらし前の路地

用事が無くても、いつもひぐらしさんの前を通っているのですよ、おやじさん! しばらく前に、荷ほどき中の戦前『家の光』の山を信じられない値段で売ってもらってからというもの、欲&ご恩返しのつもりなのですよ。林房雄『西郷隆盛』全巻も仰天値段。神道天…

荒井献著作集を衝動買い

むしゃくしゃして趣味に走った。後悔はしていない。こんな夜中まで仕事なんてやってられねえ。荒井献著作集〈5〉初期キリスト教史作者: 荒井献出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2001/09/05メディア: 単行本この商品を含むブログ (2件) を見る荒井献著作集〈…

国歌斉唱を拒否して着席、北海道文化賞受賞者

産経新聞が、しごくあたりまえのことを、わざわざ偉業として報道していた。 国歌斉唱を拒否して着席、北海道文化賞受賞者 2007.11.5 17:05 北海道教委が5日、札幌市内のホテルで行った北海道文化賞贈賞式で、壇上にいた受賞者の1人の演劇演出家、鈴木喜三…

 高村光太郎をぢさん、少女になりきる

『をぢさんの詩』(昭和18年、太陽出版社)より。 少女の思へる 今夜は少し風が出て冷えます。 今夜はさきほど録音放送で 病を押しての総理大臣の力強い 議会でなされた演説をききました。 きいてゐるうち涙が流れてきました。 わたくしはまだ女学校の生徒に…

 高村光太郎のエロティック時局詩

心がすさんだときには、高村光太郎の恥ずかしい時局詩集『をぢさんの詩』(昭和18年、太陽出版社)を読んで、ほのかに赤面いたしませう。 少女に 君の断髪は君のふりむくたびに ちよつと君の頬を払ってゆれる。 君はうるささうに頭を振る。 君はその時錦鶏鳥…

 独逸女子青年団 Bund Deutscher Mädel研究書 ほか

12月中にあと本を4冊つくらなければならぬ……殺す気か! ということで、眼前のゲラの山から現実逃避。 Mädchen im Dritten Reich. Der Bund Deutscher Mädel, Martin Klaus, Papyrossa Verlagsges, 1998 Das BDM-Werk 'Glaube und Schönheit'. Die Organisat…

「大東亜戦争」直前、高等女学校の運動会

某氏から入手した、「紀元二千六百年奉祝 埼玉県立久喜高等女学校第拾九回運動会プログラム 昭和十五年十月二十九日」であります。このサイズは小さいので、拡大版は>>ここにあります。 一、国旗掲揚 二、国家奉唱 三、宮城遙拝 四、橿原神宮遙拝 五、黙祷 …

名古屋市役所 日の丸の館

dr.stoneflyの戯れ言さんのところで、おそるべき日の丸フェチ画像を発見。あまりに驚いたので、写真を転載させてもらいました。 名古屋市役所庁舎 南面も きたっがわも そして東のめんも 同記事へのコメントでもこの現象が分析されており、 ●日の丸=黒ひげ…

 垂れ流し系

ファミレスでカミュが創作ノートに拾い上げた、アルジェのフツーの人々の会話みたい。 最後の「買って来てくれたが私はもう別の財布が欲しかった。」が、不条理でたまらなく、バッドテイスト。

 神国日本のナチス研究 その2

『ナチス・ドイツ憲法論』 オットー・ケルロイター著 矢部貞治 田川博三訳 岩波書店 昭和14年ナチス憲法論というのは当時の法学界で一部流行したもようで、類書は結構出てくる。自由主義的民主制・ボルシェヴィズム・ナチス的全体主義――という三つどもえの中…

 国家のために働け

『日本女性の光』昭和17年1月号 財団法人職業協会 国家のために働け 教育家 嘉悦孝子 私は十一歳の時、製糸所の女手として働いた無言の教訓が、今日までの人生にとても、大きな意義をもっています。昔から女手という仕事を自他共に卑下することは、とんでも…

 神国日本のナチス研究

『ナチス独逸社会政策』フランツ・ゼルデ著 雪山慶正訳 実業之日本社刊 昭和17年ナチス・ドイツの労働大臣であったフランツ・ゼルデから、直々に翻訳の承諾を得たのは、帝国大学教授・北岡壽逸(北岡伸一の大叔父)。本書の序文には ナチス出現前、選挙有権…

昭和18年の巡査部長試験問題

『警察思潮』昭和18年5月号 警察思潮社刊 昭和18年度長野県巡査部長試験問題憲法及行政法の大意 一、憲法第一条を説明すべし 二、管理の義務を説明すべし刑法、刑事訴訟法 一、聴取書の効力に付説明すべし 二、右の語を簡単に説明すべし (1)戦時窃盗 (2…

「勝ち組」粘着君へ

小生の爺さんが、大日本帝国敗戦直後にブラジルで「勝ち組」として大暴れした極悪人であると本家サイトのプロフィールに書いたら、 おまえはもともと勝ち組だったのに負け組に転落したルサンチマンで、皇国の威光を貶めているのだろう。 即刻サイトを閉鎖し…