2008-01-01から1年間の記事一覧
敗戦直後の大衆小説などを読むと、「カーキ色の国民服姿の男が……」といったフレーズをよく目にする。着るものがなくて、戦争中に誂えた国民服をいまだに着続けているというキャラクターを特徴付ける表現なのだろう。で、国民服とはどんな服なのか?写真は『…
id:Prodigal_Sonさんのエントリーで発見。これはすごい。最悪っすね。 こちらは最凶のペドぶりをしめす閣下のお写真。
――と言い放つ人もいなくなりましたねえ。 昨今の国籍法問題で、亜細亜は一つ・大東亜共栄圏の夢よ再び的言辞を弄する「保守」の人をまだ見ていない。 「日本は侵略国家ではなかった」といくら言っても、大東亜共栄圏の理念を拒絶するのならば、「聖戦の大義…
Fools' Crusade: Yugoslavia, Nato, and Western Delusions, Diana Johnstone, Monthly Review Pr., 2002.おそまきながら、NATOの「ユーゴ空爆」についての本を読む。 タイトルがいいのだが、ユーゴ空爆の本なんか日本では誰も買わないから邦訳も出ない…
The Revolution Will Not Be Televised poem and song by Gil Scott-Heron. 1970革命は、テレビで放送されない、放送されないんだ 放送されない、放送されないんだ 革命には再放送がないんだよ、兄弟 革命は、生きているんだ 今この時、世界各地で武装警察と…
『受験戦』昭和14年1月号 英語通信社なんつーか、モダンだけどエグイ絵柄。日本の兵隊サンは、すでに大陸に両足をおいていることに注意。それにしても、地球。なにがうれしいのか。
……と書いただけで、なんだか変質者になった気分。も、もちろん仕事で行ったんですよ。 子ども図書館とは名ばかり、カウンターのまわりには子どもがいねえ。そのかわり、昭和40年代の少年マンガをぶつぶつ独り言を言いながら見ている、どう見ても寝巻風スウェ…
『写真週報』昭和17年12月1日号 「やさしく手をとって教へてくれる兵隊さん」よりキャプションにはこう書いてある。 「いいかい、そこでのばしてあんこをいれて……」おいしいおまんぢゅうのこさへ方を軍で働く少女に教へる――ラングーン 嗚呼おまんぢゅうのこ…
Youtubeで偶然見つけたのだが、カラーでこんな動画があったとは……。でも本物かどうかは不明。
空自3佐が全裸で買い物 コンビニで、女性用下着航空自衛隊松島基地(宮城県東松島市)は6日、全裸でコンビニに入店し、女性用下着などを買ったとして男性3等空佐(36)を停職の懲戒処分にした。停職期間は7日から10日間。同基地によると、3等空佐は…
Critique of Intelligent DesignMaterialism versus Creationism from Antiquity to the Presentby John Bellamy Foster, Brett Clark, and Richard York John Bellamy Fosterさんって、Monthly Reviewの今の編集委員じゃなかったっけ? 以前から注目してい…
軍事主義とジェンダー ――第二次世界大戦期と現在 敬和学園大学戦争とジェンダー表象研究会 インパクト出版会 (2008/10) ¥ 1,575 (税込) 女性の戦争参加は社会の中の男女平等とどう関連しているのか。 日本・ドイツ・アメリカの女性雑誌を手掛かりに、第二…
ユーゴ内戦の頃に流されたクロアチアのプロパガンダ映画。 直截に「祖国のために死ね」な映像で、バックでおどるレスリングな人のステップがたまらなく間抜けで、どうしてこれで愛国心が鼓舞されるのか、東洋人から見ると不思議で仕方がない。 Laibachといい…
飲み会でスロベニアのLaibachの話題になり、取引先の印刷屋さんの女の子が「ケロロ軍曹みたいな人がいるよね」と言い張るので「はぁ??」と思っていたが、ようやく謎が解けた。……てゆうか、この人はケロロ軍曹ではないっ。Laibach "Life is Life" 、
『写真週報』昭和13年2月16日号より富士山を眺めてラジオ体操とは勇壮な画面だが、どうしてこんな崖っぷちで体操しているのか、ほとほと理解に苦しむ。どうせ「ドキュメント」ではないので、作品として鑑賞すればよいのかもしれないが、皇国の美意識はなんと…
『写真週報』昭和16年8月13日号「興亜奉公心身鍛練ラジオ体操大会」の模様。 軍楽隊の演奏をマイクロフォンで拾って、会場に流していた模様だ。この時は約二万人(もちろん主催者発表)が集まったと『写真週報』は伝えている。
『写真週報』昭和18年3月24日号よりこれまたふくよかなオバ様が、揃って不思議なポーズをとっております。 「信託」とも「長期戦」ともどうからむのか、さっぱりわかりません。
『写真週報』昭和16年4月2日号 表3広告みごとにオバサンばかりが揃っているのも、異様な健康ぶりです。一体、明治キャラメルは何を考えてこんなキャスティングにしたのか?
オイスカ・インターナショナルについてのお気楽な記述を見つけたので一言。 オイスカ今の若年層でオイスカが第2次大戦後のアジアの経済復興のため、早くから海外で活動していたことを知る人はそんなにいないと思うのだけれど、だから紹介してみたい。 大阪…
id:dj19さんのブログで知ったのだが、話題の「美健ガイド社」も協賛している「新風・たすけあひ機構」のサイトを眺めていたら、トンデモ高校で名高い立正大学淞南高等学校(島根県松江市)が何気なく事業情報広場に登場していた。 教育指針等 : 日本の伝統…
新潟県市之瀬国民学校の授業風景(『アサヒグラフ増刊 われらが100年』より) 雪どころ新潟県の市之瀬国民学校では、体操の時だけハダカになるのではなく、在校時間全部をハダカで通すことを決めた。登校した時校門で脱ぎ、下校の時着るというわけだった。屋…
『天壌無窮史観』板澤武雄著 昭和18年10月刊 日光書院もう何でもアリ風なタイトルで、はいはいそうですかとしかコメントしようがありません。 天壌無窮の信念に生くる七生尽忠報国の誓願は、肇国以来の伝統にして、今茲大東亜戦争において皇軍将士一人残らず…
宿題プリント、習字、国語のテスト、作文集……これに「夏休みの友」と運動会のプログラムなんかが入っていれば最強。 通信簿なんかもほしいですね。当時だって「愛国心」の項目はなかったはず。 軍国少年はこうして作られた作者: 帖佐勉出版社/メーカー: 南方…
最近、各種原稿を収めたHDがクラッシュし途方に暮れて「笑い」を忘れていた日々でありましたが、「西洋軍歌蒐集館」管理人さんのこのエントリーにはひさしぶりに笑った。多謝。 しかし最近の課題図書ってどういうものが選ばれてるんでしょうか。私は中2の…
『奉仕の道徳学』小牧治著 昭和19年12月 理想社刊 小牧治と言えば、清水書院の「Century books シリーズ」で名前を見たことがあったけれど、戦前から著述活動をしていたとは。国会図書館で調べてみると、小牧治(1915〜2000)とあるから、つい最近亡くなった…
ペシャワール会の伊藤さんが殺害されたニュースに、たいそう胸がいたんだ。まさか……と思うと同時に、ついにあの会でも死者がでてしまったのか……と、残念な思いがしてならない。izaあたりで、また例によって「自己責任」を連呼している人が出てきているばかり…
毎日新聞のWEBサイトで「戦時下の食事」という写真特集をやっていました。全体的に、新聞報道用のきれいな写真ばかりを集めたな、という感じですが、それなりに興味深いものがあります。なかでも、この一枚はすごい。 カボチャを作ろうとPRの女子挺身隊…
ナチス・ドイツの有機農業―「自然との共生」が生んだ「民族の絶滅」 (KASHIWA学術ライブラリー)作者: 藤原辰史出版社/メーカー: 柏書房発売日: 2005/02/01メディア: 単行本 クリック: 67回この商品を含むブログ (15件) を見る Hugoさんのブログで教えてもら…
以下、id:mahounofuefukiさんのmahounofuefukiのメモより引用 ■[メモ] 2つの「8・15」 http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/080815/plc0808152117011-n1.htm 靖国神社参拝者数 15万2000人 http://mainichi.jp/enta/mantan/news/20080815mog0…
id:Prodigal_Sonさんのブログ「土曜の夜、牛と吼える。青瓢箪」のエントリ 場つなぎにステキ絵馬をご紹介。で、今年の靖国絵馬が紹介されているのが大変面白い。巫女さんがいる売店トイ面のあのエリアが、はずせない靖国見学スポットとして定着する日も近い…