戦時下少国民のハダカ運動 続報


体育時間の走行訓練(東京の小学生) 昭和15年頃 菊池俊吉撮影 (『日本写真史1840-1945』より)


先日来、気になってしかたがない「ハダカで大根を持つ少女」の詳細が、その後の調査ですこしづつわかってきた。
『日本写真史1840-1945』(日本写真家協会編 平凡社刊)には、同じ写真が掲載されており、

(1)撮影されたのは昭和17年頃であること
(2)新潟県の市之瀬国民学校の生徒であること
(3)カメラマンは山田英二氏であること

――が、判明した。

この市之瀬国民学校というところは、知る人ぞ知る乾布摩擦マニアの聖地でありまして、トンデモ校長の号令の元、児童たちは学校にいる間ずーっと上半身ハダカですごしていたらしい。例の『アサヒグラフ われらの100年』で、そんな感じの写真を見たような覚えがあるので、当該の『アサヒグラフ』に当たってみれば、よりいっそうハッキリするはずだ。