赤塚不二夫先生の『日本国憲法なのだ』


写真はこちらから転載。草土文化社刊 1983年

高校のとき、日本語学級の学級文庫にこれあったよ! この本に結構な影響を受けたことを思い出した。漫画の読み方もこの本で知った。

以下、中日新聞の追悼記事より。

実は赤塚さんには珍しく硬派の漫画がある。子ども向けに憲法を紹介した『日本国憲法なのだ!』。この中で彼は語っている。

「悔しいのは、終戦になって、民間人の僕たちは、軍隊が守ってくれるどころか置き去りにされたことですよ。最初に逃げたのが軍部だった」「いくら政府が自衛のための軍隊だ、なんて説明しても、僕を守ってくれるものじゃないって、てんで信用してないの」

「ギャグの神様」も、戦争と軍隊だけは「これでいいのだ」と受け入れることを拒んだ。
私たちは貴重な語り部を失ったのだ。 

合掌。