読んでみたいが、金をだして買いたくもない原発推進本5冊

ここ数カ月で、原発推進派の側からカウンター的にいろんな本が出てきた。とりあえず今のところ目についたものを挙げてみると――

国を滅ぼす反原発ヒステリー―世界から見た日本の錯誤 (エネルギーフォーラム新書)

国を滅ぼす反原発ヒステリー―世界から見た日本の錯誤 (エネルギーフォーラム新書)

先週・今週と、出版社「エネルギー・フォーラム」がやる気まんまん(by 横山まさみち先生)で新聞広告を打っていた。著者の一本松幹雄は、2011年に『国を滅ぼすタカ派の暴論』という本を明石書店から出している。プロフィールを見ると、昭和12年生まれ。結構なおじいちゃんだが、原発思想戦に参入して大丈夫なのか。ちょっとお金を出したくないですねー。


誤解だらけの放射能ニュース (エネルギーフォーラム新書)

誤解だらけの放射能ニュース (エネルギーフォーラム新書)

こちらも「エネルギー・フォーラム」推しですね。なんか攻めやすいところから攻めてる感じがします。


えー、これは珍本だと思います。読まずにシュリンクしておけば、数十年後に高値で売れると思います。ぜったい買いたくないですね。


業界の必死さが伝わってくる涙ぐましい本です。版元も「日本電気協会新聞部」……。


脱原発のウソと犯罪

脱原発のウソと犯罪

デムパ悪文家中川八洋センセイはこんな仕事までしてたんですね。「福島の放射能避難は強制連行。六兆円賠償は、“非科学の極み”放射能の恐怖を強制・制度化した菅直人枝野幸男細野豪志が弁済すべきである」とアマゾンのコピーにはありますが、レビューには「民主党/左翼のマインドコントロールから国民を解放する快書」などとあって、萌え悶える内容のようですなあ。