水間政憲氏の巻

「SAPIO」誌などで“国益スクープ”(笑)などの健筆を揮っておられる「ジャーナリスト」なのだそうだ。複雑極まりない氏のサイトからこんなのを見つけた。09年10月1日のエントリー。

今、空前の仏教と歴史が同時に女性の間に広がっています。
これは、仏教だけでないことで、単に社会不安からくる癒やしを求めてのことでありません。
その根元には、小泉政権下での日本構造改革(解体)で、失われつつあった日本人のアイデンティティを、無意識に求めた自然発生的なブームなのです。
戦後、日本人の精神性は、GHQに焚書された約8000タイトルの書物に記されていた歴史を喪失させられたが、最近『パール判事の日本無罪論』や『閉ざされた言語空間』『焚書図書開封』などの著書によって、日本人のアイデンティティ回帰現象と不可分の関係を否定できません。
このような状況になっているにも拘わらず、 鳩山由紀夫政権は、このブームに逆行する、日本を喪失させかねない 戸籍制度廃止、 夫婦別姓外国人参政権付与法案を矢継ぎ早に成立させようとしています。
無意識に、日本のこの変化に気付いているのは女性達なのです。


仏女・歴女・殺陣ブーム

これはひどい。支離滅裂で、読むと頭が悪くなる文章のよい典型例だと思います。文章相互の内容的連関が非常に恣意的であるばかりか、「戦後、日本人の精神性は……」の一文はそもそも日本語になっていない。
GHQ「焚書」目録で、日本人の「歴史を喪失させられた」だと? これはかなり笑える。あんなトンデモ図書目録に日本人のアイデンティティが凝縮されているのならば、そんな「歴史」や「アイデンティティ」など豚もしくは蝶タイ豚野郎に食わせた方がよい。こいつ「8000タイトル」の一覧を見たことねえんじゃねえの? PDFにしてあるからアップしてやろうか?