週刊プレイボーイにコメントを寄せました。
週刊プレイボーイ2017年4月3日号の特集「日本の教育が狂い始めた」に教育勅語と稲田発言についてコメントを寄せました。ネットではこちらから読むことができます。
稲田朋美の「教育勅語」評価にでてきた「道義国家」概念は「教育勅語」の中にはなく、国民道徳協会による「現代語訳」に依拠しているからではないかと話しました。もちろん彼女のバックボーンにある谷口雅春イズムにもそのタームはありますから、複合的なものではあるのですが。
戦前もそうでしたが、教育勅語は天皇の名をふりかざして他人にマウンティングするための便利なツールとして活用されてきました。天皇を頂点とするピラミッドのより高い方へ自分を位置づけ、下の者を支配するためのものでした。だから、現代語訳なんていうねつ造に近いもので「教育勅語」の内容を変えてしまっても平気なんでしょうね。