西尾幹二『GHQ焚書図書開封4 「国体」論と現代』を買う

実はこれまで図書館で読んでた。「「国体」論と現代」というサブタイトルに誘われて、ふらふらと購入。山田孝雄の『国体の本義』のところまで読んだ。
そうでなくても当時の「国体」ものは神話と妄想がいりまじった楽しいものなのに、これにさらに西尾先生の擬似史学がいりまじり・響き合い(苦笑)、びっくりするほどハルモニア!な感じになっております。これまでのシリーズは本当につまらなかったけれど、今回のものは一見の価値ありであります。
とはいえ、「国体」関係のそうそうたる書籍群のなかでも、西尾先生の選んでいるのは比較的まともなものばかりで、「書きやすいものばっかり選びやがって」感はいなめません。
巻末に「GHQ焚書目録」のリストの一部が載っていますが、「表題」に「国体」「天皇」「教育勅語」が入っているもののリストでしかなく、あまりにも安直の感ありありです。


GHQ焚書図書開封4 「国体」論と現代

GHQ焚書図書開封4 「国体」論と現代