『赤紙と徴兵』ほか

日本経済新聞

書評ではないが、新刊おしらせ欄にでていた吉田俊浩著『赤紙と徴兵』が面白そうだったので注文。amazonで見ると、なかなかそそられる装丁で良いですね。

赤紙と徴兵: 105歳最後の兵事係の証言から

赤紙と徴兵: 105歳最後の兵事係の証言から


また同紙で恩田睦さんがコラムで紹介していた、柳田邦男著『空白の天気図』(新潮文庫)。

1945年9月。鹿児島から上陸した超大型の台風、いわゆる枕崎台風は、いったん日本海に抜けたものの再び東北に再上陸、戦後間もない日本に3000名を越す死者・行方不明者を出す甚大な爪跡を残した。特に原爆投下後でもあった広島の被害は大きかった。戦時中、気象台は軍の管理下に置かれ、天気予報は禁じられていたが、それでも気象台の職員はコツコツと観測記録を付け続けていた。戦禍で人員も設備も深刻な被害を受けていた広島を始めとする各地の気象台職員は、必死に台風の規模や進路を捉えようと尽力する。 (恩田睦「半歩遅れの読書術――慰めの力」(日本経済新聞2011年8月7日付)より引用)

有名な本なのだが、まだ未読だったので、マーケットプレイスで注文。

空白の天気図 (新潮文庫 や 8-1)

空白の天気図 (新潮文庫 や 8-1)



あとは、「ホールアースカタログ」を出していたスチュアート・ブランドの新刊もでていたけれど、こいつの商売人ぶりには、関係各方面から金に絡んだ悪い話しか聞いたことがないので無視。



新聞広告では、坂本龍一さんが『いまだから読みたい本――3.11後の日本』というのを出したらしい。かなり微妙な予感がするので、本屋で立ち読みしてからにしよっと。ワーハピ行きたかった……。

いまだから読みたい本――3.11後の日本

いまだから読みたい本――3.11後の日本