鉛筆も進軍する


『少女倶楽部』昭和16年2月号広告

今の日本に必要ないろいろの物資を輸入する為に、僕等は外国へ出て行きます。では! お嬢様方 元気で勉強をつづけて下さい。

外貨獲得のために売られてゆく鉛筆さんたち。あまりの健気さに泣けてきた。
モノが輸出されるのならばまだしも、擬人化したキャラが「僕等は外国へ出て行きます」なんだか“身売り”みたいな哀愁が漂います。当時の『少女倶楽部』読者のお嬢様たちは、「娘子軍」とかを思い浮かべたのであろうか?