「国立追悼施設」と靖国システムの何が違うの?

国立追悼施設が現実味、民主政権獲得なら

鳩山氏は15日、新潟県長岡市内での記者会見で、「天皇陛下靖国神社に長い間、行っていないという現実がある。陛下にも安らかにお参りしていただける施設が必要ではないか。党としても取り組んでいく」と述べ、施設建設に改めて前向きな考えを示した。

民主党は「無宗教の国立追悼施設」って言ってるみたいだけれど、象徴天皇が参拝できるようにするために「無宗教」にする、というのであれば、所詮は靖国システムと同じ。
死者が生者を呼び寄せ、生者は死者に続いて「天皇のため、祖国日本のために生命をささげ」ることを誓う――〈死の連鎖〉装置としての靖国システムと何が違うのか。慰霊と追悼を国家が代行・占有する限り、この連鎖は止まることがない。戦争を仕掛けた人や、これから戦争をやりたい人や、戦争で儲けたい人は、靖国システムが(神道であろうが無宗教であろうが)欲しくて仕方がないのだろう。
もうそろそろやめにしないか。「身捨つるほどの祖国はありや」だよ。