バングラデシュに旅立つ

いつもの印刷屋さんに刷りだしの立ち会いに行ってきた。
しばらくすると、色の黒い背広とポロシャツ半々の紳士達が5〜6人ワラワラと寄ってきて、のぞきこんでる。
で、わからん言葉で刷りだしを指さして、デカイ声でしゃべっているので、何なんすか?と聞いてみると、どうやら紳士達はバングラデシュから中古印刷機の買い付けに来たバングラの印刷屋さんたちで、いま刷っているハイデルベルクの4色機をお国に持って帰るらしい。
ハイデルってバングラにもメンテの拠点をもってんのかーと感心してたら、「早川さんのがこの機械で最期に刷る製品なんですよ」。
明日にはバラバラにされて、お船でインド洋へ向かうんだと。なかなかに感慨深いものがありました。
で、印刷機のオペレーターさんとバングラ紳士が通訳を介して言い合いしてて、オペレーターさんが怒っている。どうもバングラ紳士達が「色校と色が違うじゃん」と詰め寄ったらしい。いやいや、この色校はDDCPだからとか、紙もインクを吸うし……みたいな言い訳をなんで俺までせにゃならんのだ。
それにしても、印刷屋の言うことは万国どこでも同じなんだなぁ。