コカイン水と統制陶器
tumblrで偶然見つけた「コカイン水」の瓶。
(via tigerbutter)
きれいだなーと思って調べていたら、すごいブログを見つけました。
統制陶器、それは昭和16年から戦後しばらくの間に生産された経済統制を受けたやきものをさす言葉です。この時代のやきものにはほぼすべて窯元を示す番号が付けられています。これによりそのやきものがどこの誰に生産されたかがわかります。これを『生産者表示記号』、わかりやすく統制番号ともいいます。
陶製の代用品は知ってはいましたが、「統制陶器」として分類・整理されているのを見て驚愕しました。すごい、これはたいへん勉強になります。
縁に緑色の二重線が描かれた陶器は、一般に「国民食器」と呼ばれている。その由来は正確には知らないけれど、戦前、日中戦争や太平洋戦争(第二次大戦)を進める国の要請により(?)作られたシンプルで安価な大量生産品で、軍隊のほか工場でよく使われたことから「工場食器」と呼ばれることもあるようだ(工場食器には社章などがある場合が多い)。
工場食器、欲しいっ。産業報国会のマークとか入っているのもあったらいいなあ。
とにかく、このブログ主さんもすごい。じっさいに「目薬コカイン水」の瓶を海岸で拾ったのだそうです。ううむ。猛烈に海岸に行きたくなってきました。