2010-05-28から1日間の記事一覧

『出ニッポン記』に号泣

上野英信著『出ニッポン記』(潮出版社、1977年)を早稲田の古書現世で購入。526頁の大著だが、一気に読んだ。60年代に、筑豊の炭鉱を追われた坑夫たちがブラジルに移民。石川達三『蒼氓』を上回る苦難の中で、ブラジルに根付き、生きてゆく――その姿をルポし…