嫁ぐ日の「日の丸」


詳細不明のジャンク絵本より。たぶん『軍歌エホン 日の丸行進曲』(林義雄著、春江堂、昭和16(1941)年)と思われる。

この絵本の元になった「日の丸行進曲」ではこうなっています。

三、
ひとりの姉が嫁ぐ宵
買ったばかりの日の丸を
運ぶ箪笥の抽斗へ
母が納めた感激を
今も思えば目がうるむ

これはちょっと理解しがたい情景ですので、ご存じの方がいらしたらご教示願いたいのですが、(1)お嫁さんに行くお姉さんが、真新しい日の丸を買ってきた (2)それを母が箪笥にしまった――というシチュエーションでしょうか? それがどうして「目がうるむ」シーンなのか謎なのです。当時の結婚式には、そういう風習があったのでしょうか?