神国日本のナチス研究3:やっぱりDAF(ドイツ労働戦線)はすごい


『独逸労働戦線』独逸労働戦線中央事務局編 高橋文雄訳 電通出版社 昭和17年


初刷りが1300部のわりには、結構古書店で目につく本です。歓喜力行団から、ナチス支配下での労働争議(!)の解決法まで、DAF(Deutsche Arbeitsfront)の全貌を紹介する怪著。産業報告報国会のお手本とされたDAFですが、その規模の大きさと屁理屈の独逸的厳格さはすごいもので、読了するとかなりおなかいっぱいになります。(つづく)