浄土真宗本願寺派が戦時中の門主発言を削除

 浄土真宗本願寺派(本山・西本願寺京都市下京区)の最高議決機関・宗会(定数78人)は20日、同派の最高法規「宗制」の改正案を賛成多数で可決した。
 教義を示す「聖教(しょうぎょう)」(聖典)から、戦時中に戦争協力を求めた門主の発言を除外するためで、改正は1946年の制定以来初めて。改正宗制は2008年4月に施行される。
 宗制は、歴代門主の発言を、「(聖教とされる)宗祖(親鸞)の撰述(せんじゅつ)=著作=に準ずる」と規定しているが、改正宗制では、聖教扱いとする発言は親鸞と3代覚如(かくにょ)、8代蓮如に限定する。
 改正に伴い、1931〜45年に大谷光照(こうしょう)前門主(2002年死去)が僧侶や門信徒に戦争協力を求めた60通の「御消息(ごしょうそく)」(手紙)は、聖教から削除した。
(2007年9月20日20時1分 読売新聞)

大谷光照門主の各種トンデモ発言が、「聖教」としてまだ生きていたとは驚き。でも「消息」は消せても、宗門のいろんな学僧・学者がほうぼうで書き散らしたものは、どうソーカツするのでありましょうか。