季刊「中帰連」に原稿執筆中

ここ数日、季刊「中帰連」さん用の原稿書いてます。すでに連載も6回目くらい? 今回のネタは情報局編集『週報』。


神保町の日本特価書籍でハルトゥーニアン『近代による超克』(下)を購入。訳者解説が秀逸です。オリジナルの刊行から7年越しの出版だそうで、訳文にも涙ぐましい努力の跡が。ハルトゥーニアン先生、かなり日本語文献からの引用が違ってたみたいですねえ。教授がアルメニア系だとは知らなかった。この人が書くものは、雑誌に訳出されたものは面白いのだけれど、本になると超難解。"Overcome by Modernity" と "History's Disquiet"を買ったけど、思いっきり挫折しました。後者のタイトルはベソア『不穏の書』のもじりらしいのですが、どう訳したらいいのかワカラン。ともあれ、仕事が終わったら『近代による超克』がやっと読めそう。キャロル・グラックの本も出たそうだし、何かアレ系の人の本を続けて読みたくなってしまった。コシュマン『水戸イデオロギー』(ぺりかん社だっけ?)とか。つーか、久しぶりにトンデモではない本を読むぞお……


近代による超克〈上〉―戦間期日本の歴史・文化・共同体

近代による超克〈上〉―戦間期日本の歴史・文化・共同体

近代による超克〈下〉―戦間期日本の歴史・文化・共同体

近代による超克〈下〉―戦間期日本の歴史・文化・共同体


悪いけど装丁は残念賞。岩波臭くてかないません。オリジナルのほうがカッコイイ。


Overcome by Modernity: History, Culture, and Community in Interwar Japan

Overcome by Modernity: History, Culture, and Community in Interwar Japan

History's Disquiet: Modernity, Cultural Practice, and the Question of Everyday Life (Wellek Library Lectures (Paperback))

History's Disquiet: Modernity, Cultural Practice, and the Question of Everyday Life (Wellek Library Lectures (Paperback))