松岡利勝の「日本国万歳」!
ナントカ還元水の人が自殺した。その遺書「国民の皆様へ」(エラそうに!)が公開されている。
国民の皆様 後援会の皆様
私自身の不明、不徳の為(ため)、お騒がせ致しましたこと、ご迷惑をおかけ致しましたこと、衷心からお詫(わ)び申し上げます。
自分の身命を持って責任とお詫びに代えさせていただきます。
なにとぞお許し下さいませ。
残された者達には、皆様方のお情けを賜りますようお願い申し上げます。
安倍総理 日本国万歳
平成19年5月28日 松岡利勝
第一印象は、「こいつの感性は戦陣訓なみだな」。
第八 名を惜しむ
恥を知る者は強し。常に郷党家門の面目を思ひ、愈々奮励して其の期待に答ふべし。生きて虜囚の辱を受けず、死して罪禍の汚名を残すこと勿れ。
ナントカ還元水の人は、身辺に迫った緑資源機構事件追及の手を逃れ「生きて虜囚の辱を」受けないために死を選んだのだろうが、死んで何らかの「責任がとれる」と思ったら大間違いだ。そもそも遺書の末尾に「日本国万歳」と書く国士気取りと、事務所の水光熱費をちょろまかす糞セコさのギャップは、国民的嘲笑に値する。
ともあれ松岡は、同僚の伊吹文相のこの手紙を想い出すべきであった。
いじめられて苦しんでいる君は、けっして一人ぼっちじゃないんだよ。
お父さん、お母さん、おじいちゃん、おばあちゃん、きょうだい、学校の先生、学校や近所の友達、だれにでもいいから、はずかしがらず、一人でくるしまず、いじめられていることを話すゆうきをもとう。話せば楽になるからね。きっとみんなが助けてくれる。
松岡も「話せば楽に」なったのかもしれない。しかし、世間のいじめと同じく政治の世界でも「先生はたすけてくれない」だったのである。