2008-09-01から1ヶ月間の記事一覧

皇紀2601年の「健康」イメージ

『写真週報』昭和16年4月2日号 表3広告みごとにオバサンばかりが揃っているのも、異様な健康ぶりです。一体、明治キャラメルは何を考えてこんなキャスティングにしたのか?

「国際協力オタが非オタの彼女に……」のオイスカ

オイスカ・インターナショナルについてのお気楽な記述を見つけたので一言。 オイスカ今の若年層でオイスカが第2次大戦後のアジアの経済復興のため、早くから海外で活動していたことを知る人はそんなにいないと思うのだけれど、だから紹介してみたい。 大阪…

新風・たすけあひ機構「株式会社美健ガイド社」

id:dj19さんのブログで知ったのだが、話題の「美健ガイド社」も協賛している「新風・たすけあひ機構」のサイトを眺めていたら、トンデモ高校で名高い立正大学淞南高等学校(島根県松江市)が何気なく事業情報広場に登場していた。 教育指針等 : 日本の伝統…

戦時下少国民のハダカ運動 続々報

新潟県市之瀬国民学校の授業風景(『アサヒグラフ増刊 われらが100年』より) 雪どころ新潟県の市之瀬国民学校では、体操の時だけハダカになるのではなく、在校時間全部をハダカで通すことを決めた。登校した時校門で脱ぎ、下校の時着るというわけだった。屋…

天壌無窮史観

『天壌無窮史観』板澤武雄著 昭和18年10月刊 日光書院もう何でもアリ風なタイトルで、はいはいそうですかとしかコメントしようがありません。 天壌無窮の信念に生くる七生尽忠報国の誓願は、肇国以来の伝統にして、今茲大東亜戦争において皇軍将士一人残らず…

軍国少年はこうして作られた

宿題プリント、習字、国語のテスト、作文集……これに「夏休みの友」と運動会のプログラムなんかが入っていれば最強。 通信簿なんかもほしいですね。当時だって「愛国心」の項目はなかったはず。 軍国少年はこうして作られた作者: 帖佐勉出版社/メーカー: 南方…

書道で「無敵皇軍」

最近、各種原稿を収めたHDがクラッシュし途方に暮れて「笑い」を忘れていた日々でありましたが、「西洋軍歌蒐集館」管理人さんのこのエントリーにはひさしぶりに笑った。多謝。 しかし最近の課題図書ってどういうものが選ばれてるんでしょうか。私は中2の…

『奉仕の道徳学』と皇国の母性原理

『奉仕の道徳学』小牧治著 昭和19年12月 理想社刊 小牧治と言えば、清水書院の「Century books シリーズ」で名前を見たことがあったけれど、戦前から著述活動をしていたとは。国会図書館で調べてみると、小牧治(1915〜2000)とあるから、つい最近亡くなった…