2007-03-01から1ヶ月間の記事一覧

 住民集団自決に「愉快なことぢゃ」

日本史教科書から、「日本軍が住民に集団自決を強制した」旨の記述が一斉に消されたらしい。なんだ、文部科学省はやっぱり真理省だったのかスミス君、てなかんじである。 「つくる会」系の人々の大好きな「当時の価値観で歴史を見る」方法からすれば、生きて…

靖国神社がすごい資料を公表するらしい

中日新聞 靖国神社 慰安所経営者も合祀中国新聞 国、靖国一体で合祀推進読売新聞 靖国合祀、旧厚生省が積極関与…国会図書館が資料公開 慰安所経営者の女衒も「国事殉難者」ってワケ。

 やるぞ ヤンキー 大空襲

米本土空襲の歌一 何が正義だ 人道だ 飽なき魔手を うち振るふ 鬼畜の如き アメリカを 倒すは今だ この秋だ さうだ 翼の 日の丸に 大和魂 打ち乗せて やるぞ ヤンキー 大空襲 二 何が物資だ 反抗だ はみ出す予算 組込んで 浮足立った アメリカを 葬るときは …

 英語教育はなぜ必要か

「初級英語」研究社 昭和17年10月号を入手。 やはりこの時期にも受験英語はあったのだが、なぜ英語を勉強しなければならぬのかで、相当苦労した模様だ。「英語も日本語だ」論などが果敢に英語教育の継続を訴えたが、その他にどんな正当化論があったのだろう…

 もろに「ファッショ」な雑誌

昭和14年5月号 発行:イタリア社 発売:世界創造社「君が代連盟」につづく、すげえモロな雑誌名。 国会図書館にも入っていないらしいので、なかなかお目にかかれない1冊。 発行の「イタリア社」というのは、まったくのナゾ。発売の「世界創造社」は、「戦…

ひさびさに愕然とした記事

「農業体験実習生募集」に応じて、大阪から北海道の小さな町にやってきた女性。彼女を待ち受けていたのは、恐るべき事態だった! ブラジルでもこんなことがあったが、それはまだ発展する途中だからだと思っていた。まさか日本でこんなことがあるとは。もんの…

戦争とお菓子(3) 菓子と国防

こうした菓子報国を遂行するに当たって、どうしても避けて通れないのが「商売と戦争をどうつなげるか」という問題であった。 すでに高度国防国家建設が叫ばれ、戦時食糧体制の大まかな構想が軍部において練り上げられつつある中では、菓子店の未来は暗かった…

戦争とお菓子(2) 慰問袋にお菓子ドッサリ

血相変えた編集長の絶叫が、グラビアページでは一転、にこやかな“お菓子屋さん”風の笑顔で、菓子報国を謳歌するのだからたまらない。 皇軍兵士よ心安かれ 慰問袋にお菓子をドッサリ ……何だかなあ、である。コピーも秀逸で、 兵隊さんの楽しい憩ひのひととき …

 やる気があるのか「金美齢と素敵な仲間たち」

話題のテレビ局「チャンネル桜」で、タワシのような白髪が素敵な金美齢女史が帯番組を持っているのだが、今年3月9日放送されたのは「お花見パーティー」。 番宣には 今回は、いつもの日台交流サロンに各界著名人を招いて催された「お花見パーティー」の模…

内藤朝雄さんの「〝熱中高校〟って、なんだ」がすごい

明治大学の内藤朝雄さんが新著『いじめと現代社会』刊行を期してブログを立ち上げた模様。 そこに掲載されている、東郷高校の管理教育についてのレポートがすごいッス。これに似た事例を、ジャーナリストの林雅行さんが『管理される子どもたち』(柘植書房、…

戦争とお菓子 (1)

「戦争が始まると、いったいお菓子はどうなるのか?」 昭和12年7月に勃発した盧溝橋事件の直後、全国のお菓子屋さんは震撼した。ただでさえ「非常時局」下で奢侈品への風当たりがだんだんと強くなっているのに、今後予想される物価統制・物資統制をどうのり…

 トイレ掃除伝道師のDVDが出ていた……

八木秀次が理事長を務める「日本教育再生機構」のサイトにリンクが貼られている「日本を美しくする会」については以前書いたことがあるのだが、久しぶりに同会のサイトを見て悶絶した。 トイレ掃除の伝道師・「日本を美しくする会」相談役の鍵山秀三郎先生が…

 『日本人の偉さの研究』 中山忠直著 章華社版 昭和8年

中山忠直といえば、戦前SFの極北、SF詩『地球を弔う』で有名だが、彼の漢方研究や日猶同祖論の影に隠れたトンデモ本である本書を、まさか手に入れられるとは思っても見なかった。もうタイトルだけでおなかいっぱいである。で、今回の新発見は、最後の甲…

「チャンネル桜」が経営危機なんだって。

 『仏教の新体制』山邊習学著 第一書房(戦時体制版) 昭和16年

仏教界と神祇院の間に起こった、靖国神社をめぐる抗争の一端が伺えるのが面白い。 十靖國神社の一宗教性に関してイ 神社崇拝と佛教思想 神社崇拝と仏教思想との関係に就て、特に仏教繁昌の所で今日新しく問題になつて居るのは、靖国神社に祀られた人達の魂の…

 戦線と銃後の花束

「主婦之友」昭和12年12月号より田中比佐良画伯の力作なのだが……はっきり言ってキモチワルイ。特に右側の女の子の扁平な頭頂部と右腕の曲がり具合が……。 どうしてこれが雑誌的にボツにならなかったのか不思議である以上に、こんなキモイ画で「主婦之友」は何…

どちらがよいか決めきれない

【問】 兄の親友甲から兄を通して縁談を申込まれ……御交際をしておりますうちに、甲は出征しました。甲家からはまだ正式の申込みは受けておりません。ところが最近他に縁談が起り、家中皆乗気です。……親に反対してまでも甲に嫁ぐというまでに心が決まっておら…

「軍国に咲く花」

海軍政務次官一宮房治郎氏令嬢 芳子様 颯爽と短く刈り上げられたお髪、伸び伸びと豊かに均整のとれた肢体、きびきびと歯切れのよい話し振り。すべてが軍国調のお洋服としっくり調和した、明朗そのものの芳子様は、つい先頃、米内海相代理として、皇軍慰問の…

「精神分裂病における妄想主題の時代的変遷について」藤森英之

精神神経学雑誌 第80巻12号 を落掌。 明治から昭和にかけての巣鴨病院・松沢病院のカルテから、誇大妄想の症例を集め、その妄想主題を統計的に整理した大変興味深い論文。 紹介されている憑依症例に、 至誠は何を意味するか。至は一、ム、土と書く。一は地平…

「産業皇道」とは何か? ワカランかった……

栗本勇之助著 勤労者教育中央会編纂 日本勤労叢書第4巻 目黒書店 昭和15年12月10日発行都内某所にて200円で入手。産業報国会の研修・修養関係のパンフレット類は多々あれど、「産業皇道」とは初めて聞いた。過去に「皇道産業」について調べたときに、焼津に…

靖国神社へのサイバー攻撃

靖国神社のサイトがDDos攻撃されたというニュースは記憶に新しい。 同神社のサイトには(以下引用)「平成16年9月3日夕刻より、靖國神社ホームページに対し、度々大規模な通信妨害であるサイバー攻撃が加えられています。攻撃の多くは分散サービス拒否攻…

戦時下の婦人身の上相談 米国生まれの十四歳長男を……

[:100] 「主婦之友」昭和一九年四月号米国生まれの十四歳の長男―どう導けばよいか 【問】 米国生まれで十一歳のとき帰国した長男ですが、昨年中学への入学に失敗し、只今高等科一年に在学中でございます。この子は三歳のとき教育勅語を暗誦したほど智能の優…

はてなに引っ越します

ながらくご愛顧いただきました Doblog版「虚構の皇国blog」ですが、このたびはてなに引っ越します。新しいアドレスはこちら http://d.hatena.ne.jp/tadanorih/今後ともよろしくお願いいたします。早川タダノリ拝 「翼賛科学」濱名竹次郎著 翼賛科学研究所刊 …

引越しに向け工事中

doblogからの引越しに向け現在工事中であります。 現行blogはこちら

武装女学生の街頭行進

全校生徒三百余名、いづれも銃を執り薙刀をひっさげて護国神社に参拝、米英仮標の藁人形に銃剣剌突の奉納を行ったのち、堂々市中に撃ちてし止まむ大旗を押し進める京都商業女学校の武装部隊。(「写真週報」昭和18年3月31日号)「京都商業女学校の武装部隊」…